スタッフインタビュー「言語聴覚士(ST)として」

「食べる」「話す」のリハビリで利用者さまの生活を少しでも便利にしたい。
「食べる」「話す」のリハビリで利用者さまの生活を少しでも便利にしたい。

掲載内容は2016年 取材時の情報です。

訪問リハビリテーション(訪問リハビリ)では、言語聴覚士として、どんな訓練をするのですか?

病気や事故、加齢などで「うまく食べられない」、「言葉がうまく出てこない」といった症状をもつ利用者さまに、必要な訓練やアドバイスを行いながら、よりよく生活ができるように支援しています。

訪問リハビリの良さ、メリットはなんですか?

訪問リハビリは利用者さまの生活の場に入らせていただくので、利用者さまが困っていることが具体的に見えてきます。
自分のやるべきことがはっきりして、その方の生活に合わせたリハビリの訓練が組みたてられるんです。
たとえば失語症の方のご自宅に伺い、実際の暮らしぶりが見えてくると、今度はその方がどんな言葉を必要としているかが見えてきます。
家族の名前だったり、外出するときに必要な言葉だったり、まずは利用者さまが日常を取り戻すために必要な言葉から訓練をはじめます。

「食べる」リハビリはどのように進めるのですか?

まず、食べることに必要な器官に刺激や運動を加えて、嚥下機能を高める訓練を行います。
実際に食べ物を用いる訓練では、利用者さまの状態をよく見極め、食事の形態や量を提案します。
「口から食べられる」ことは利用者さまにとっても大きな喜びなので、口からの食事が難しくなった方に対しては、無理せず安全に、まずはゼリーなどの「おやつ」を食べることから始めたりしています。

リハビリを進めるなかで心がけていることは何ですか?

利用者さまの思いやご家族との関わり方、ふだんの過ごし方など、その方の生活全てに注意を注ぐこと。
特に嚥下訓練は命に関わることもあるため、判断を間違えないように利用者さまをしっかり観察し、コミュニケーションの中で情報を収集し、「その人を知る」ということを大切にしています。

なぜ言語聴覚士という仕事を選んだのですか?

生活において「食べる」と「話す」の機能はとても大切であり、それらが不自由になるのはつらいことですし、生活も不便になります。
言語聴覚士がその機能に対してのリハビリを行えることを専門学校のパンフレットを見て知り、やってみたいと思いました。

仕事のやりがい、喜びはなんですか。

利用者の生活の中の不便を見つけ、それに対し働きかけたことで、利用者さまの生活が便利になること。
訓練を重ねることで少しずつ食べられるようになったり、言葉を取り戻すことができるようになれば、毎日の生活が便利になります。それは言語聴覚士にとって最もやりがいを感じるときです。

職場として、よつ葉の雰囲気はいかがですか?

スタッフの数が多く、いつもわきあいあいと賑やか。
皆さん、明るさもユーモアもあり、困ったことがあれば誰にでも相談ができるのがいいですね。

今後の目標を聞かせてください。

訪問リハビリをする中で、言語聴覚士の果たす役割は大きいと実感しています。
今後は活動の場をさらに広げ、よつ葉全体の活動をしていきたいと思っています。

入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

色んなことを相談したり、質問したり、刺激し合って自分を高められる、そんな仲間のいる職場(環境)です。あなたもその仲間になっちゃいましょう。
STは絶対数が少ないので1人職場が多いと思います。
相談し合えるSTさんが仲間になってくだされば心強いです。刺激し合えるPTさん、OTさん、STさん待ってます。
週1回、数時間からでもOKです。

横井さん(言語聴覚士(ST))の一日の流れ

言語聴覚士の一日の流れ

1週間の仕事の流れ

スタッフの1週間の勤務形態は様々ですが、代表的な勤務スケジュール例をご紹介します。
小さなお子さんがいたり、扶養内での勤務を希望されたりと、働き方に合わせて仕事量が調整できます。


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